研修医・学生の皆様へ

卒前教育

学生教育は平成14年より本学の教育改革としてチュートリアル制が導入され、第4学年の6月から7月の5週間を特殊感覚器・頭頸部コースとしてチュートリアル、系統講義を行い、第4学年の3月に2種類の共用試験(CBT、OSCE)を受験して第5学年の4月から臨床実習が行なわれます。特殊感覚器・頭頸部コースには耳鼻咽喉科だけではなく、眼科、歯科、口腔外科が含まれ、それぞれに関連した、解剖、生理、放射線医学の講義も行われます。

耳鼻咽喉科の臨床実習stage1(第5学年)とstage2(第6学年)に分かれ、stage1は全員が2週間実習します。stage2は選択制で耳鼻咽喉科の実習を希望する学生がさらに2週間実習を受けます。学生ひとりひとりに担当医が1名つきマン・ツー・マンで指導を行う形式をとっています。外来、病棟、手術、カンファレンスに参加し耳鼻咽喉科全般を学習してもらっています。実習期間中に入院中の症例を学生ひとりに1症例担当させ、主治医とともに医療面接・診察・手術にも参加してもらい最終日には諮問を行っています。

卒後教育

初期臨床研修終了後、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医の資格を目標に当院ならびに連携施設において耳鼻咽喉科専門研修プログラムに従い4年間の研修を行います。詳細は「専門研修プログラム」をご参照ください。希望があれば日本気管食道科学会、日本アレルギー学会の専門医の資格も取得可能です。

先に述べたように学位は全員取得させる方針ですが、希望があれば大学院生として入局することも可能です。基本的には当科で研究の全てを行うことも可能ですが、研究内容によっては本学の基礎医学講座、他大学に1、2年間出向して研究を行うこともあります。

抄読会は毎週月曜日の朝7時30分より行っています。主要な耳鼻咽喉科国際誌の素読、素読した論文の中から選択した論文の精読を行っています。

専門医プログラム

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では平成29年度より新プログラム制度で耳鼻咽喉科専門研修を行うことになりました。
当科の2023年度専門研修プログラムは下記をご参照ください。

なお、旧制度のもと当科で研修を行い、専門医試験を受験した全員が合格して耳鼻咽喉科専門医の資格を取得しています。